基礎講座 第3章

スプレッド・スワップとは?初心者でも理解できるFXコスト

FXの主なコストはスプレッド(売値と買値の差)と、通貨の金利差に由来するスワップポイントです。 本章ではこの2つの基本と注意点、コストを抑えるコツをやさしく解説します。

スプレッドとは

スプレッドは売値(Bid)と買値(Ask)の差で、実質的な取引手数料に相当します。 例:USD/JPYの表示が 151.000 / 151.002 のとき、スプレッドは0.2銭

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ポイント1:常時の狭さ+安定性

普段の狭さだけでなく、指標発表時・早朝・流動性低下での拡大傾向も要チェック。

ポイント2:約定力とのセット

いくら狭くても約定が重いと滑りのリスク。ツールの軽さ・約定速度も評価軸に。

通貨ペア 例示スプレッド 1万通貨の概算コスト 備考
USD/JPY 0.2銭 約20円 相場急変時は拡大
EUR/JPY 0.5銭 約50円 米雇用統計や要人発言で変動
MXN/JPY 0.2~0.3銭 約20~30円 スワップ狙いで人気の高金利通貨

※ 上記は一般的な例。実際は各社・時間帯・相場状況で変動します。

スワップ(スワップポイント)とは

通貨間の金利差の調整金です。金利の高い通貨を買い、低い通貨を売りで保有すると、原則として受け取り(正のスワップ)になりやすく、逆なら支払い(負のスワップ)になりやすい傾向があります。

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ポイント1:保有日数で積み上がる

日をまたいで保有すると発生。曜日またぎ(水曜→木曜が3日分等)に注意。

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ポイント2:日々の見直し

市況・各社の方針で日々変動。受取と支払が逆転することもあるため定期確認が大切。

注意:スワップ狙いでも、為替変動リスクで含み損が上回る場合があります。

スプレッドとスワップの「違い」と「関係」

スプレッド スワップ
性質 売買時に発生する都度コスト 保有に伴う日次の受け払い
主な決まり方 流動性・相場状況・会社方針 金利差・会社方針・市況
影響を受けやすい場面 指標発表・早朝・薄商い 金利政策/情勢・週跨ぎ
短期/長期との相性 短期は特に重要(回転数が多い) 中長期保有で重要(積み上がる)

コストを抑えるための3つのコツ

  1. 取引時間を工夫:流動性の高い時間帯(ロンドン〜NY重複等)を中心に。
  2. ロット管理:回転数が多いときはロットを抑え、スプレッド影響を軽減。
  3. 会社横断で比較:通貨ペアごとの実勢スプレッドとスワップを定期チェック。
重要:スワップ重視の運用でも、強制ロスカットに至ると一気に損失確定。証拠金維持率に常に注意。