ロスカット・証拠金維持率とは?失敗しないリスク管理
FXでは、含み損が増えると証拠金維持率が低下し、基準を下回るとロスカット(強制決済)が発動します。 本章では仕組み・計算方法・発動条件をやさしく整理し、資金を守る具体策を解説します。
ロスカットとは
ロスカットは、口座の安全を守るために自動で行われる強制決済です。 含み損で資産が減り、各社が定める基準(維持率やロスカット水準)を下回ると、保有ポジションが順次または一括で決済されます。
重要:ロスカットは損失確定です。急変時は約定が滑り、想定より損失が拡大する場合があります。
証拠金維持率の計算
代表的な計算式(会社により表記差あり):
証拠金維持率(%) = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
- 有効証拠金:口座残高 + 評価損益(含み益・含み損)
- 必要証拠金:保有ポジションに必要な合計証拠金
| 例 | 数値 | ポイント |
|---|---|---|
| 口座残高 | 300,000円 | 有効証拠金 = 300,000 − 40,000 = 260,000円 |
| 評価損益 | −40,000円(含み損) | |
| 必要証拠金合計 | 200,000円 | |
| 維持率 | 260,000 ÷ 200,000 × 100 = 130% | |
※ 維持率の基準値は会社ごとに異なります(例:100%、80%、50%など)。自社ルールを必ず確認。
ロスカットが発動する流れ
- 含み損拡大:相場変動で有効証拠金が減少、維持率が低下。
- 警告/アラート:マージンコール水準で通知(任意の会社)。追加入金やポジション調整を促す。
- 基準割れ:ロスカット水準を下回ると強制決済。一部または全ポジションが決済される。
- リスク:急変時は滑りや乖離が起きやすく、口座残高が想定より減る可能性。
注意:指標発表・週明け窓開け・薄商いの時間帯は、スプレッド拡大と約定遅延が重なることがあります。
証拠金維持率を守る3つのコツ
🧮
1. 実効レバレッジを下げる
ロットを抑えて建玉を軽く。維持率120〜200%など余裕帯を自分ルール化。
🛡️
2. 逆指値で損切り徹底
建玉時に損切り注文同時発注。急変時の想定損失を常に試算。
💧
3. 追加入金/部分決済
警告水準で迷わず対応。一部クローズで必要証拠金を下げるのも有効。
補足:保有通貨の相関やイベントカレンダー(指標/要人発言)も合わせて管理しましょう。
